2014年のノーベル平和賞に、女性や子どもたちの権利を守る活動を続けているパキスタンのマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さんと、インドの人権活動家カイラシュ・サティヤルティ(Kailash Satyarthi)さんの2人が選ばれました。
ノーベル委員会は選考理由について、「子どもや若者への抑圧に立ち向かい、すべての子どもが教育を受ける権利のために闘ってきました。
世界の発展のためには、貧しい国の人口の60%を占める25歳以下の子どもや若い人たちの権利が尊重されることが欠かせない」と述べて、2人の活動を評価しました。
サティヤルティさんは、親の借金と引き換えに石材加工やじゅうたん製造の現場で奴隷的な労働などに駆り出される約8万人の児童を救出しました。
またデモや抗議活動など平和的な手段で、子ども達が経済的な利益のために搾取されている状況を訴え続けました。
選考委員会は子どもの権利条約の発展のために貢献したと評価しています。
マララさんは最年少(17歳)受賞ですが世界に勇気を与える活動、サティヤルティさんの子どもが教育を権利を受ける活動の受賞、意義あるノーベル平和賞だと思います。嬉しいニュースですね(^^)
- UN celebrates awarding of Nobel Peace Prize to children’s rights activists(UN News)
- ノーベル平和賞、マララさんとサティアルティ氏(Yomiuri Shimbun)
- Kailash Satryarthi(カイラシュ・サティヤルティ / Website)
- マララさん16歳誕生日「マララの日」に国連で演説(Nobuyuki Kokai)