2019年ピューリッツァー賞(The 2019 Pulitzer Prize Winners)

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4月15日、米コロンビア大学で2019年のピューリッツァー賞が発表されました。特集写真部門は、「最悪の人道危機」とも言われるイエメンの内戦を捉えたロレンツォ・トゥニョーリ氏の「Lorenzo Tugnoli of The Washington Post」が受賞しました。

Shakir Jubran al-Musabi, 11, sits inside a hut where a newlywed couple lives in Alraqqah, a remote village in Hajjah province. On April 23, 2018, 20 people at a wedding party died in an airstrike by the Saudi-led coalition fighting Houthi rebels. Shakir and more than 60 other people, mostly children, were injured in the blast. (December 31, 2018) / Lorenzo Tugnoli of The Washington Post

フォトジャーナリストのトゥニョーリ氏は、2018年11月からイエメンで9週間にわたって壊滅的な内戦を取材しました。彼は5万人もの人々の命を奪い、200万人以上が国内難民となり、そして何百万人もの人々を飢饉の危機に瀕させてきた内戦を告発します。また、水道や衛生・医療システムの破壊により、コレラなど感染症の蔓延も被害を広げています。彼はベイルートに居住し、作品は国際的な雑誌によっても発表されています。

Luis Acosta, helps carry 5-year-old Angel Jesus, both from Honduras, as a caravan of migrants from Central America en route to the United States crossed through the Suchiate River into Mexico from Guatemala in the outskirts of Tapachula, Mexico, October 29, 2018. A second caravan of migrants bound for the U.S. border waded through the Suchiate River into Mexico after they clashes with Mexican police at the border bridge. Dozens were injured and one was killed by a rubber bullet. (Adrees Latif) / Photography Staff of Reuters

2019年のニュース速報写真部門では、ホンデュラス、エルサルバドル、グアテマラ等の中米諸国から米国を目指す「移民キャラバン」の絶望と悲しみを捉えた、一連の写真を撮影した「ロイター写真スタッフ」が受賞しました。

ロイターはイスラム系少数民族ロヒンギャ迫害に関する調査報道で国際報道部門も受賞しています。ロヒンギャ迫害を取材したロイターのワ・ロン、チョー・ソウ・ウー両記者は、昨年9月に国家機密法違反罪で禁錮7年の判決を言い渡され、現在最高裁で上告審が行われています。

公益報道の部門では、去年2月に17人が死亡したフロリダ州の高校の銃撃事件での対応を検証した地元の新聞社、「サウス・フロリダ・サン・センティネル」が選ばれています。(NHK)

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