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Associated Press

2023年ピューリッツァー賞(The 2023 Pulitzer Prize Winners)

5月8日、ピューリッツァー賞選考委員会(Pulitzer Prize Board 2022-2023)は、2023年のピューリッツァー賞受賞者を発表しました。公益部門では、AP通信の「ロシアのウクライナ侵攻における市民の虐殺と、包囲されたマリウポリから勇気ある取材と一連の報道」が受賞しています。ニュース速報写真部門においても「マリウポリから他の報道機関が去った後の荒廃と民間インフラ施設の犠牲者など、侵攻開始から数週間の写真を撮影した「AP通信の写真スタッフ」が受賞しています。

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Ukrainian emergency employees and police officers evacuate injured pregnant woman Iryna Kalinina, 32, from a maternity hospital that was damaged by a Russian airstrike in Mariupol, Ukraine, March 9, 2022. “Kill me now!” she screamed, as they struggled to save her life at another hospital even closer to the front line. The baby was born dead and a half-hour later, Iryna died too. (Photo by Evgeniy Maloletka.)

2023年公益部門(Public Service)は、ロシアのウクライナ侵攻における市民に対する虐殺を明らかにし、包囲された激戦地マリウポリから勇気ある報告として評価、AP通信のムスティスラフ・チェルノフ(Mstyslav Chernov)氏、エフゲニー・マロレトカ(Evgeniy Maloletka)氏、ヴァシリサ・ステパネンコ(Vasilisa Stepanenko)氏、そしてロリ・ヒナント(Lori Hinnant)氏が制作した、2022年の3月から12月までの一連の報道(計11作品)に対して授与しました。

2023年ニュース速報写真部門では、ウクライナの激戦地マリウポリから他の報道機関が去った後の荒廃や民間インフラの標的化の犠牲者、逃げることができたウクライナの人々の回復力など、ロシアのウクライナ侵攻から数週間からユニークで緊急の写真を撮影した「AP通信の写真スタッフ」が受賞しています。

下記動画は、2022年3月15日「’Why? Why? Why?’ Ukraine’s Mariupol descends into despair」として制作されたものです。

Mariupol_final from AP Enterprise and Investigations on Vimeo.

国際報道部門では、米ニューヨーク・タイムズの調査報道スタッフが受賞しました。2022年3月にキーウ近郊ブチャでのウクライナ人の死と、その殺害に関与したロシア軍部隊に関する8か月にわたる調査を実施、ロシアのウクライナ侵略に関する断固たる取材と調査報道です。

ブチャの残虐行為に関与したロシア軍部隊を特定(NYT)


米ニューヨークのコロンビア大学は、ピューリッツァー賞選考委員会の推薦に基づいて授与される2023年のピューリッツァー賞を発表しました。

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