米・英・仏・独・日の5カ国の中で、「クリエイティブな国はどこ?」とのアドビ(Adobe Inc.)の調査で、なんと日本が米国を10%も引き離してトップとなる結果になっています。この調査の回答者の判断要素は不明ですが、欧米文化とは異なる日本文化が「クリエイティブ」との判断になったように思います。
一般的に考えても日本の美術、浮世絵、伝統芸能、書道、着物、映画、キャラクターやアニメ、伝統工芸、寺院や日本建築、食文化、民話や日本文学、アイヌ文化、和食文化などなど、その多様な文化を数え上げればキリがありません。
ただし、この多様性を経済発展(ビジネス化)に活かす視点があまりにもありません。
欧米は経済の発展には多様化が欠かせないとして、コンピュータやデジタルを駆使して異文化である日本の普遍的価値(美意識、斬新、合理性など)を取り入れています。
多様性を昇華しながら新しい価値を創造(クリエイティブ)してビジネスにしています。(映画やApple製品も・・・)
りばてぃ♪さんのエントリでは、日本語に変換した調査結果を掲載。また「世界の80%が経済成長のために創造力は重要」と答えています。
その一方で、「創造力を十分に発揮できてると思う人が4人に1人しかいない」など、興味深い調査結果がいっぱい。と述べてます。
クリエイティブになれない障害になっていることについての調査では、日本は欧米に比べて「時間がない」「お金がない」ではなく、「年だから」がダントツに高い!(下のグラフ)なぜ? 重視されない教科だったから? 21世紀は明確に違います。
りばてぃ♪さん曰く、「日本では、自分に創造力があると思ってる人が他国に比べて異常に少ないんです。謙虚。あるいは目標意識が高いから? 勤勉でマジメな日本人らしいと言えば、まぁ、そうですけど、海外での日本や日本人に対する評価の高さを知らないで自信が持てないだけだったら、本当にもったいないです。何とかできないのでしょうか。」
欧米の経済発展に寄与した数多くの例があります。浮世絵がピカソの「キュビズム」や「ジャポニズム」などへ、日本映画が「荒野の7人」「スターウォーズ」などに、さらに着物、伝統工芸やマンガ、アニメなど膨大な日本文化があります。
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