2012年8月8日、6年の歳月を掛けたスローン・デジタル・スカイサーベイIII(SDSS-III)プロジェクトでは、過去最大となる3D宇宙マップを作成したと発表しました。
最も遠いもので地球から120億光年先にある、およそ100万の銀河の位置を特定したそうです。(左図:色付き部分)
「我々の最終的な目標は全天の4分の1を調査することだが、現時点ではおそらくそのうち3分の1ほどを終えただけにすぎない。」プロジェクトの責任者を務めるダニエル・アイゼンシュタイン(Daniel Eisenstein)氏は説明しています。
この写真は、SDSSプロジェクト遂行のために、米ニューメキシコ州のアパッチポイント天文台に設置された口径2.5mの反射望遠鏡です。
効率的に観測を進めるため、満月約30個分という広い視野を一度に撮影できるように設計されています。
プロジェクト名は、このプロジェクトに資金を援助しているアルフレッド・P・スローン財団の名前にちなんでいます。
この動画の各銀河は、SDSSによって3マッピングされた位置に配置されており、銀河の実際の形状と一致してズームしています。
全画面にして観ていると水中か、空気中の塵のようにも見えますね(^^)
- 過去最大の3D宇宙マップが完成(ナショナルジオグラフィック)興味深いですね^^
- Sloan Digital Sky Survey(公式サイト)
- SDSS Sky Server 日本語版