今年初めから、一部の人たちに向けて Google Glass の頒布が行われ、いろいろな写真や面白い動画が見られるようになり、様々な意見やプロジェクト企画も出てきました。ただ、Google Glass の真価を発揮しているとは思えませんでした。
複雑なアプリケーションを作るのに必要な Google Glassの開発環境 Glass Developer Kit(GDK)が用意されていないため、高度なアプリケーションやナビゲーションなどは開発できずにいました。この GDKのリリースが近いとの注目すべき記事があります。
- Glass Development Kitのリリース間近。ついにGoogle Glassがその真価を発揮!(TechCrunch Japan)
GDK の提供開始により、リアルタイムで動作するAR(拡張現実)アプリケーションやゲームなど、Glassのインタフェース(コンパス、ジャイロスコープ、加速度計など)をフルに活用するアプリケーションを作ることができるようになります。
- Glassを使ったナビゲーション実験の動画(YouTube)
TED2013(2013年の2月)に Googleの共同創設者でもあるセルゲイ・ブリン(Sergey Brin)は、Google Glassについて「スクリーンを覗き込むのではなく、顔を上げて世界と向き合う」というモバイル・コンピュータを使った新たな関係性のあり方を提唱していると語っています。
- Speakers Sergey Brin: Google Co-founder(TED)
- Sergey Brin(Google+)