5月中旬にリークされ、ジャーナリズムの世界で大きな話題になった、ニューヨーク・タイムズのイノベーションレポート(改革内部文書全96ページ)を、株式会社ソーシャルカンパニーの市川裕康さんが要約して、スライドにまとめて公開しています。
レポートに登場するニューヨーク・タイムズ(NYT)を含む各メディア企業の取組み、CEO、スター記者・編集者の率直なコメントや、デジタルジャーナリズムの未来像の姿が伝わってきて、興味深い内容になっています。
過去150年にわたり培われた新聞紙面の一面(Page One)至上主義は、新聞が担っているジャーナリズムや、新聞報道の組織文化や価値観の深いところに根ざしている様子も分かります。
過去数年で急速に影響力を増している「デジタル・ファースト」なニュースメディア(バズフィード、ハフィントン・ポストなど)の取組みに対し、「イノベーションを加速させなければいけない」という強い意思が感じられるものになっています。
この極秘レポートについては、Webマーケティングをされている中谷和世(Kazuyo Nakatani’s Blog)さんの2回連載記事も分かりやすいです(^^)
- リークされた極秘レポートに見るニューヨークタイムズの危機感(1)(2)(Kazuyo Nakatani’s Blog)
- ニューヨークタイムズ改革内部文書に込められている「PageOne至上主義」から「デジタル・ファースト」への意識改革の必要性(ソーシャルカンパニー)
- The leaked New York Times innovation report is one of the key documents of this media age(The Nieman Journalism Lab)