アトラス(ATLAS)は、「DARPA ロボティクス・チャレンジ 2013(DRC)」の共通プラットフォームとして、DARPAとボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)社が共同で設計、製造したヒト型ロボットです。身長は180cm、重量は150kgです。
新バージョンのアトラスは小型化して、背の高さがおよそ155cm、重量は81kgです。バッテリーで動き、環境認識は頭部にあるLIDAR(ライダー)とステレオセンサーを利用しています。
手と足に付いた幾つものセンサーによって転倒しないようになっています。雪道の上を転ばないで歩いて移動したり、箱を持ち上げたり、突き飛ばされて床に倒れても立ち上がることができます。
カリフォルニア大学バークレー校のケン・ゴールドバーグ教授(ロボット工学)は、動画を見た感想として「これはまさに度肝を抜くような出来です。多くの動きが本当にスムーズにできています」と語っています。
このアトラスの滑らかな動きと、意地悪や倒されても、ひたすら任務を遂行しようとする様子に、観る側にある種の感情を抱かせます。特にアトラスが人間にホッケーのスティックで突かれるシーンや、後ろから突き倒されるシーンでは「かわいそう」と感じてしまいます。
「不気味の谷現象」と呼ばれていますが、ヒト型ロボットが登場する映画などで話題になります(^^)
- 新しい人型ロボット「Atlas」は、いじめられても立ち上がる(Wired.jp)
- ヒト型ロボットAtlasが山野を自律歩行。BostonDynamics恒例「いじめタイム」にもめげず作業に励む(Engadget日本版)