9月7日、第73回ベネチア国際映画祭において、女優ナタリー・ポートマンの主演作「ジャッキー(原題) / Jackie」が公式上映されました。
モノクロの幾何学模様が印象的なドレスでレッドカーペットに登場。元米大統領ジョン・F・ケネディの妻ジャクリーン夫人を描いた本作の作風にマッチするかのようなクラシカルな装いに集まった人々は魅了されていました。
この伝記ドラマ映画は、チリ出身のパブロ・ラライン監督にとって初の英語劇。ファーストレディを務めていた頃と、1963年のテキサス州ダラスで夫のジョン・F・ケネディが暗殺された以降の4日間をジャクリーン夫人の視点で描き出します。強さと脆さをが交錯するジャクリーン夫人を演じるナタリーさんに注目、面白そうな映画です(^^)
同日行われた会見では「最も危険な役のように感じたわ。だってみんな彼女の見た目や話し方、さらに歩き方など、彼女がどういう人なのかを知っている。そんなキャラクターを演じたことは今までなかったから」とプレッシャーが大きかったことを告白しています。
また、「現存しているジャッキーの映像や音声を通して、あることに気が付いたわ。彼女の声と振る舞いはパブリックとプライベートで違っていたのよ。インタビューを受けているときは、照れ屋で少し恥ずかしそうなの」と指摘。それはナタリーの演技にもしっかり反映されており、公の場と私的な場でのジャクリーン夫人の異なるあり方を繊細ながらも演じ分けています。
第73回ベネチア国際映画祭では、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘リリー=ローズ・デップと姉妹役を務めた仏映画「プラネタリウム(原題)」も公式上映されています。(スライドショー 2/4枚)
- Jackie (2016)(IMDb) Rating 8.2
- Planetarium (2016)(IMDb) Rating 5.8
- ナタリー・ポートマン“最も危険な役”にベネチア熱狂!【第73回ベネチア国際映画祭】(シネマトゥディ)
- la Biennale di Venezia(en:公式サイト)