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Marc Abrahams

人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究(TEDMED: Marc Abraham)

イグノーベル賞の創設者であるマーク・エイブラハムズ(Marc Abrahams)さんが、世界で最も風変わりな研究の数々を紹介します。この示唆に富みながら、ときに抱腹絶倒を巻き起こすトークで、彼は、真におかしな科学の話を紹介しています。そして、バカげたことこそ、科学への関心を高めるのに欠かせないのだと語っています。

Marc Abrahams
Marc Abrahams: A science award that makes you laugh, then think

このトークで最初に紹介するのは、ブロンスキー夫妻(George B Blonsky Charlotte E Blonsky)の発明した装置です。

1965年に特許(米国特許#3216423)を取得しました。その名も「出産する女性を助ける装置」です。

産気づいた女性を丸いテーブルに固定して、その後テーブルを高速で回転させると、「赤ちゃん」が飛び出てくるというわけです。遠心力によって出産を促されるものです(笑)

この特許の詳しい説明は、(patents.google.com)

Apparatus for facilitating the birth of a child by centrifugal force
Apparatus for facilitating the birth of a child by centrifugal force / US3216423A(Patents Google)

次にイヴァン・シュワブ博士の「なぜキツツキは頭痛にならないのか?」の研究です。激突するアメフトで、この研究が一躍脚光を浴びています(^^)

生きたカエルを磁気浮上させる実験画像。アンドレ・ガイムとマイケル・ベリー卿は、この実験で2000年イグノーベル物理学賞を受賞 / Wikipedia

イグノーベル賞(Ig Nobel Prize)は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディーです。

ロシア生まれのオランダ人物理学者アンドレ・ガイム(Andre Geim)博士は、2000年に「カエルの磁気浮上」でイグノーベル賞を受賞していますが、「二次元物質グラフェンに関する革新的な実験」で2010年のノーベル物理学賞をコンスタンチン・ノボセロフ氏とともに受賞します。
ガイム氏は、ノーベル賞とイグノーベル賞を受賞し、初めてのダブル受賞者になっています。

イグノーベル賞を継続的に受賞しているのは日本以外に英国です。創設者のエイブラハムズ氏によれば、「多くの国が奇人・変人を蔑視するなかで、日本と英国は誇りにする風潮がある」という共通点を挙げているそうです(^^)?

哺乳類が肛門を通じて腸で呼吸できることを発見(2024年イグノーベル賞)


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