パキスタンにあるウサーマ・ビン・ラディン容疑者の潜伏先に、米海軍特殊部隊が奇襲攻撃をかけている様子をライブで視聴している写真です。(撮影は5月1日)
オバマ大統領やバイデン副大統領、クリントン国務長官をはじめとする米国政府高官が、ホワイトハウス地下にある危機管理室に集まっています。
危機管理室は、ホワイトハウス西棟にあり毎日2,000件の情報を統合し、大統領に報告します。
最新の設備を使ってビデオ会議を開催、緊急時でも即座に情報を収集できるような通信機器を備えています。
ホワイトハウスが制作した動画(ホワイトハウスの内側:危機管理室/日本語訳は米国大使館)があります。
この写真は、ホワイトハウス専属カメラマン Pete Souza氏が撮影したもので、5月4日正午までに閲覧回数は170万回にも達しています。写真の投稿からほどなく、リミックスをする人々も現れ、キャプションを追加したり、フットレタッチでネズミやネットの有名人の写真を合成したりするようになりました。
米国政府の写真には著作権は無く、自由に公開・編集ができます。
・BoingBoingやRedditには、合成されたパロディ版がたくさん紹介されています。
Flickrの写真は、多くがCreative Commonsライセンスであり、クレジットを載せる限り掲載やリミックスが自由というものが多いです。ブロガーや、Wired.comのようなニュースサイトにとっては巨大なリソースになっています。また、Flickr’s The Commonsプロジェクトでは、米国政府が所蔵する過去の写真やスコットランド国立図書館の資料など、著作権の無い写真が大量にあります。
1966年米国のFOIA(情報自由法)は、「民主主義は国家の安全が許す限りにおいて、すべての情報を国民が知る時に最もうまく機能する」という原則から生まれました。
- 「ビンラディン襲撃リアルタイム視聴」の写真(動画)(5/5,2011 Wired.jp)
- Tags: 情報公開(Nobuyuki Kokai)
- 福島第1原発事故 HPに「放射能予測」公開遅れに批判(毎日新聞) 記事は削除されてました。