呪われた指輪の北欧神話をイーサルト・ギレスピー(Iseult Gillespie)さんが物語ります。ドワーフは工芸に長けていますが、なかでもアンドヴァリは特に優れた作り手でした。アンドヴァリはよく魚に姿を変えて泳いでいましたが、ある日のこと、金を山のように蓄え込んだ水の精の国にたどり着きました。水の精に不恰好な姿を笑われ腹を立てたアンドヴァリは金を奪い取り、その金を使ってある特別な指輪を作りました・・・。
- イーサルト・ギレスピー(Iseult Gillespie)(TED検索) 38本あります。
- The Norse myth that inspired “The Lord of the Rings” – Iseult Gillespie(TEDEd)
最高神オーディンは、九つの世界を巡っていました。旅の仲間はヘーニルと、すごく悪戯好きなロキです。長旅の後に3人はドワーフの住む地下世界ニザヴェッリルの滝で水を飲むため休憩しました。
・・・アンドヴァリに連れられ隠れ家にやってきたロキは、金の山を見て満足しアンドヴァリを解放しましたが、その指にはめられた指輪がキラリと光るのを見て一番のお宝を逃していたことに気付きました。アンドヴァリの願いをよそにロキはその指輪を奪いました。怒ったアンドヴァリは指輪に呪いをかけ、持ち主がみな破滅するようにしました。
それは始まりに過ぎませんでした。その後、指輪は家族を引き裂き、恋人たちを破局させ、力を与えても結局は手にした者をみな破滅させました。アンドヴァリの呪いは続き、多くの者の命を奪い、19世紀から20世紀にかけての最も影響力ある芸術作品のインスピレーションを与えることになったのです。
- 指輪物語(原題: The Lord of the Rings)(Wikipedia)
- Iseult Gillespie サイト内検索(Nobuyuki Kokai / TED-Ed)