ディズニー映画のSF超大作「ジョン・カーター」。原作は、1917年出版のエドガー・ライス・バローズ著「火星のプリンセス」です。
エドガー・ライス・バローズ(Edgar Rice Burroughs, 1875年9月1日-1950年3月19日)は、アメリカの小説家で「ターザン」の産みの親として有名。火星シリーズ、ターザン・シリーズなどで成功するのですが、当時は「荒唐無稽な話しか書けない」と批判されています。
1954年頃には全ての作品が絶版になっています。再評価された1960年から1970年代、日本では早川書房と東京創元社が争うようにバローズの作品を刊行しています。
一昔前のSF冒険小説や漫画、絵本を、現代においては最新CGやVFX制作技術で、素晴らしいSF、ファンタジー映画にすることが可能になりました(^^)
バローズの作品を、ジェームズ・キャメロン監督が映画「アバター」を構想するヒントの下敷きにしたと言われています。2012年3月9日全米公開予定です。
SFの父「ヴェルヌ」の作品も、つい最近まで「子供向け」「低俗」と批評されていました。架空の国や設定、飛躍した想像物が登場するSFや冒険小説は、当時の文学や芸術基準では低級と判断されました。現代では最も必要な才能かも知れませんね(^^)
- John Carter(Official Site)
- ヴェルヌの夢、超高性能潜水艦「ノーチラス号」(Nobuyuki Kokai)
- 素晴らしい文字のない絵本 アライバル(ARRIVAL)(Nobuyuki Kokai)
- 期待できるファンタジー映画ヒューゴ(HUGO)(Nobuyuki Kokai)