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Instruments of a Beating Heart

山崎エマ監督の短編ドキュメンリー「Instruments of a Beating Heart」

  • Movie

山崎エマ監督の映画「⼩学校〜それは⼩さな社会〜」から生まれた短編「Instruments of a Beating Heart」が第97回アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門のショートリストに選出されました。日本人監督が撮った日本題材作品は初です。東京の公立小学校の1年生は、最後の学期の課題として、新1年生の入学式で「よろこびの歌」を演奏することを課せられます。グループについていくのにいつも苦労する「あやめ(Ayame)」は、主役である大太鼓を演奏することを決意しますが・・。

Instruments of a Beating Heart
What Japan Teaches Its Kids | Instruments of a Beating Heart | Op-Docs / NYT

山崎監督が日本の小学校を撮影しようと決意したのは2014年。ニューヨークに在住していた彼女は、自分の「日本人らしさ」はすべて、大阪で過ごした公立小学校時代の、規律と責任という重要な価値観を学んだ経験に由来していることに気づいたそうです。

「5歳児は世界のどこにいても似たような存在だが、12歳の頃には、日本の子どもは『日本人』になっている。それほど小学校は鍵なのではないか」という思いから、日本社会の未来を考える上で、小学校を舞台にしたいと考えたそうです。

山崎エマさんは神戸生まれ。英国人の父と日本人の母を持つ。大阪の公立小学校を卒業後、中・高は神戸のインタナショナルスクールに通っています。青春時代にはモダンダンスに没頭し、自己表現の面白さと難しさを学びます。

19歳で渡米しニューヨーク大学映画制作学部を卒業後、巨匠サム・ポラードの編集助手としてキャリアを開始します。最近では、伊藤詩織監督の「BLACK BOX DIARIES」の編集とコープロデューサーを務めています。

下記YouTubeは、映画「⼩学校〜それは⼩さな社会〜」について、山崎エマ監督とハワイ出身のファッションモデル シャウラ・ヴォーグさんが自身の子ども時代を含めて語っています。(25分)

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