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Zelenskyy_and_Trump

独裁者は誰? ゼレンスキー大統領、プーチン大統領、トランプ大統領

2月18日、ロシアのウクライナ侵攻 (2022年-)をめぐる協議がウクライナ抜きで、米国とロシアの高官のみで行われました。これをきっかけに、トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の批判の応酬が始まりました。トランプ氏は「ウクライナでの戦争の責任はウクライナにある」と述べ、19日にはゼレンスキー氏を「独裁者」と呼び、「ゼレンスキーは早く動いた方がいい。さもないと、国がなくなるだろう」とも発言しています。真の独裁者は誰? ウクライナ国民は何を思うのでしょうか。

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2024年12月7日、ウォロディミル・ゼレンスキー、エマニュエル・マクロン、ドナルド・トランプの三者会談 / Wikipedia

2024年12月7日(ノートルダム大聖堂の公開再開)、パリでは、ウクライナのゼレンスキー大統領が、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、米国のドナルド・トランプ次期大統領との三者会談に出席しました。ゼレンスキー大統領はトランプ大統領の揺るぎない決意に感謝し、会談を企画したマクロン大統領に特に感謝の意を表しています。

議論は、我が国の国民と彼らを支援する方法、全体的な状況、そして公正な平和の確立に焦点が当てられました。「我々は皆、平和を望んでいる。しかし、我々にとって重要なのは、平和が我々全員にとって公正なものであること、そしてロシア、プーチン、その他の侵略者が二度と戻ってくる可能性がないことである。そして、これが最も重要なことだ。公正な平和と安全の保証、ウクライナに対する強力な安全の保証」と大統領は結論付けています。首脳らは今後も協力と意思疎通を継続していくことを約束したとしています。

ウクライナ市民
ウクライナ抜きでロシアと交渉するアメリカ、ゼレンスキー氏を「独裁者」と ウクライナ市民はどう見ているのか / BBC News Japan

ウクライナのゼレンスキー大統領は3年弱前、米国の連邦議会で演説し、ロシアの侵略に抵抗した彼を米国の議員たちはスタンディング・オベーションでたたえました。その彼をトランプ大統領は「独裁者」と呼び、ウクライナ政界の腐敗を非難しました。さらに、ゼレンスキー氏が外国援助の「うまい汁」を吸い続けたいのだとも述べています。前日の18日には、戦争を始めたのはロシアではなくウクライナだと非難しました。

2月12日にトランプ氏とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が長時間の電話会談を行ってから、わずか1週間足らずだ。今やトランプ氏は、この戦争やウクライナ大統領に関して、ロシアの言い分を「こだま」のように繰り返しています。

トランプ政権はイデオロギーの対立ではなく、米国の利益になるか、害になるかという取引や関係に焦点を当てています。自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、米国がウクライナに提供した支援に対して「何も得られない」と嘆いています。

2月19日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプ米大統領が自分や自分の政権を批判したことについて、トランプ氏が「ロシアが作り出した偽情報の空間に生きている」と反論しました。キーウで記者会見したゼレンスキー大統領は、米国が他の国と二国間の問題を議論するのは米国の権利だが、トランプ政権はロシアのプーチン大統領が「長年の孤立から抜け出す」のを支援したと述べています。

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