3月20日の国際幸福デー(The International Day of Happiness)に恒例の2025年版世界幸福度ランキングが発表され、フィンランドが8年連続のトップとなりました。デンマーク、アイスランド、スウェーデンが続き福祉や教育が充実している北欧諸国が上位を占めました。日本は昨年の51位を下回り55位、G7=主要7か国で最も低くなった一方で、アジアでは韓国(58位)や中国(68位)を上回りました。
- World Happiness Report 2025(3/20 WHR)
- Is a Kinder World a Happier One?(3/19 Gallup, Inc.)

ラテンアメリカのコスタリカ(6位)とメキシコ(10位)が初めてトップ10入りを果たした。主要国ではカナダが18位、ドイツが22位、イタリア40位です。英国が23位、米国24位と順位を落とし、米国は過去最低の順位です。米国はこの20年で1人で食事をする人がおよそ5割増えたことから、「孤食率の上昇」が幸福度の低下と関係していると指摘しています。
ウクライナは111位、最下位は去年に続きアフガニスタンで紛争の影響を受けている国々は幸福度が低い傾向となりました。ランキングは世界140カ国あまりで行われたギャラップの世論調査をもとに、過去3年間(今回は2022~24年)の幸福度を評価。加えて国内総生産(GDP)、社会的支援、健康寿命、自由、寛容、腐敗の認識の6項目の評価を取り入れています。
- World Happiness Report 2025(Download/pdf)
