コンテンツへスキップ
Banksy_20260429

新作の彫像は盲目的なナショナリズムへの批判(Banksy)

4月30日、英国の覆面アーティスト「バンクシー(Banksy)」が、WebsiteとInstagramでめずらしい新作の彫像を公開しました。スーツを着た男が、自国の旗で視界を塞がれたまま足を踏み外そうとしている構図には、周囲が見えなくなった権力者の姿が重ねられていると言います。この彫像は「盲目的なナショナリズムへの批判」と指摘されています。

Banksy_20260429
London / banksy.co.uk

BBCのポッドキャストシリーズ「バンクシー・ストーリー(The Banksy Story)」を作ったジェイムズ・ピーク氏は今回の像について、「胸を張って威張り散らす権力者が、旗によって完全に視界を遮られ、そのために台座から足を踏み外そうとしているという、見事な批評が表現されている」と指摘します。「一瞬が、完全に切り取られている。一般的な彫像では実際見られないものだ」とも述べています。

Banksy_mage2
London / banksy.co.uk

バンクシーが「またしても見事なクーデターを成し遂げた(中略)ここに置いたという配置の妙が、圧倒的だ」ともピーク氏は評しています。「いったいどうやって、こんなことができたのか分からない。これほど警備の厳しい場所に、どうやって荷台の低いトラックを乗り入れて、巨大な樹脂製の像を設置できたのか」

設置場所についてピーク氏は、「英国には、征服を繰り返した帝国主義的な過去がある。そのことを、私たちは直視しないとならない。バンクシーが心底忌み嫌う過激なナショナリズムも、その一部だ」と話し、「(バンクシーの)作品は、その一つ一つが社会運動だ」とも述べています。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください