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AT&Tがタイム・ワーナーを買収、854億ドルで合意

  • Media

AT&T Inc.(エイ ティ アンド ティ)は、米国最大手の電話会社で、インターネット接続、映像配信サービス等も提供しています。本社はテキサス州ダラスにあり、AT&Tとは旧社名 The American Telephone & Telegraph Company の略です。

AT&T / Wikipedia
AT&T / Wikipedia

タイム・ワーナー(Time Warner Inc.)は米国の総合メディア企業。映画会社「ワーナー・ブラザース」、ニュース専門チャンネル「CNN」、ケーブルTV局「HBO」などを擁する複合企業体(メディア・コングロマリット)です。

AT&Tの時価総額は約2,380億ドル(約24兆7,520億円)で業界2位、一方のタイム・ワーナーの時価総額は約675億ドル(約7兆180億円)です。

AT&Tは昨年、米衛星放送のディレクTVを485億ドルで買収していますが、タイムワーナーの買収はこれを上回る規模となり、ブルームバーグのデータによると、少なくとも過去10年間で最大の買収案件となります。

10月22日、AT&Tは 854億ドル(約8兆8,816億円)で合意したと正式に発表しました。(追記:10/23)

Time Warner Center and Columbus Circle, Manhattan NYC. / Wikipedia
Time Warner Center and Columbus Circle, Manhattan NYC. / Wikipedia

米国の通信会社の間では、数年前からメディア資産の争奪戦が始まっています。

消費者のケーブルTV(CATV)とテレビ離れが進む中、価値あるコンテンツを確保し、顧客にオンラインで提供するのが狙いです。

10月19日の WSJの報道によると、Googleは近く立ち上げる Web TVサービスで CBSのTV番組を放映することで同社と合意したそうです。すでに Googleは、Foxと、ABCの親会社である ディズニーとも契約の商談を進めているようです。

Googleは、この新サービスを2017年初めから YouTubeでアン・プラグド(Unplugged)として展開、有料会員サービスYouTube Redの一部も、この契約から利用できるようです。

最大の特徴は、“紐付き”や“抱き合わせ”のない TV放送だけのコンテンツ配信と、人工知能(AI)アシスタント機能のサポートです。

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