話題のChatGPT(チャットGPT)とチャットしてみましたか? 会話型AIと言われると音声会話をイメージしてしまいます。私もいくつか説明を求め、質問をしてみました。その回答の評価としては「予想通り」でした。ChatGPTを試してみると、現状の会話型AIについて山積している課題や問題点が見えてきます。
- ChatGPT(Website)
- 加速する検索エンジンと会話型AIの融合、そこには根本的な課題が山積している(2/13 wierd.jp)
私は、「男女格差と家長制度」から説明を求めていますが、男女格差の一般例を説明して、この男女格差が日本社会に根付いた家長(家)制度が原因と言われているとの回答ですが、誰がどのような目的で根付かせたのかは、さらに会話が必要ですね。ChatGPTが因果関係を推論(言い換え)したのですが、誰の文章から引用した? 盗用かも? 文体や表現だけはもっともらしく整えています。
質問がすでに「男女格差と家長制度」を関連させたので、因果関係があるような回答は自然ですね(^^)
ChatGPTでは、その論拠や異論などが解らないので、何十回の会話が必要なんでしょうか? この結論に至った透明性が全くないので、関連文献や周辺情報を自分で調べたほうが納得できます(^^)
- Tags:男女格差(Nobuyuki Kokai)
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」の語源を質問してみました。回答を読むと「フレーズ」に対する知識が全く無いようです。この「フレーズ」は多方面からの解釈があり、ChatGPTは意味不明な文章を回答しています。無理やり「原文のフレーズ」を解釈したのだと思います。このような「偽情報」「不正確解釈」を強引に生成してしまうのは大問題です。誠実な人間では、知らない時は「ちょっと解りかねます。」とか「こんな事だったのでは。」「曖昧です。」などと答えるように思います(^^)
ChatGPTは強引な生成文章で、「偽情報」「不正確解釈」「バイアス(偏見)」「ステレオタイプ」の大量生成マシンになってしまいます。さらにマルウェアの作成や、巧妙な詐欺の手口、法律の抜け道、クラッカー、サイバー攻撃などにも活用されます。プロパガンダや情報操作、著作権侵害(盗作)の温床化なども懸念されます。
参考までに私が調べた「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」の語源と解釈です。
老兵は死なず、ただ消え去るのみ:Old soldiers never die; they just fade away.
WIREDが、「マイクロソフト(MicroSoft)やグーグル(Google)、バイドゥ(Baidu)などが開発に取り組んでいるが、情報の正確性の理解や“偽情報”の生成、情報のアップデート、広告との親和性、運用コストなど、解決すべき課題が山積している」として記事にしています。一読をお勧めします。
- 加速する検索エンジンと会話型AIの融合、そこには根本的な課題が山積している(2/13 wired.jp)
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