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Googleのあらゆる場面で寄り添うAIアシスタント戦略

10月4日、Googleは自社開発した新型スマートフォン Pixel(ピクセル)など、人工知能(AI)アシスタント機能を搭載した一連の新製品群を発表しました。4月28日に Googleのサンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)氏は、株主らに宛てた書簡(This year’s Founders’ Letter)で、「我々は、モバイルから AIファーストの世界へ移行していく」 そして「あらゆる場面においてユーザーのそばに寄り添い、ユーザーが端末に何も入力しなくて済むように支援したい」と説明していました。新製品は、Googleの目指すAIファーストの世界を具現化したハードウェア群です。

Made by Google
Made by Google / madeby.google.com

今回の新製品発表は、人工知能(AI)アシスタント機能(Google Assistant)をすべてのインターネット機器をまとめる存在として位置付ける Googleの新戦略に向けた転換点になったと思います。

Googleが目指す世界は、AI駆動ソフトウェア群、高性能ハードウェア、高速無線ネット、データベース(ビッグデータ)、そしてスマート機器(モノ)が統合、連携して実現されて行きます。個別分野の技術革新や普及度合が違うために、価格を含めた魅力的な製品(ハード)化を難しくしていましたが、この新製品群で個人が屋外と住居内、自動車内で統一されたAIアシスタントを使用できそうです。

あらゆる場面を想定すると、Alphabet Inc.(Google)だけでは難しく、あらゆるモノを接続する機能のエコシステムを構築するため、一般の開発者やパートナー企業からの支持を得ようと積極的な取り組みを始めています。
また、Google Assistantをさまざまなデバイスに統合できるようにする「Embedded Google Assistant SDK」をハードウェアベンダー向けに提供します。リリースは2017年になる予定です。

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