Googleが、2015年6月16日に取得したデザイン特許を見ると、次世代の Google Glassがどのようなものになりそうかを予想できます。
- United States Design Patens US D732,025 S(USPTO.gov)
ハードウェアやデバイス、バッテリーなど、テクノロジーの進化によって、小型軽量化が図られて、よりスマートなデザインになりそうなことは予想できます。
当初「Google Glass」のメガネフレームの上に装着するモジュールはなくなって、よりメガネと一体化させたデザインになっています。カメラ仕様や拡張現実、ディスプレイの機能などは不明です。
- 拡張現実の開発プラットフォームを発表(Magic Leap)(Nobuyuki Kokai)
眼鏡(メガネ)は、1284年ごろのイタリアで Salvino D’Armate が、世界初の眼鏡を発明したとされていますが諸説あるようです。初期の眼鏡は凸レンズを使って、もっぱら老眼に使われています。
人々を悩ませた老視や近視を解決するために発明されたメガネデバイスですが、730年余りの歴史を経て、遠近両用、サングラス、ゴーグル、UVカット、花粉防止など、用途も多種多用に進化してきました。
人間とメディアの関係性、人間とコンピュータやネット接続の関係性については、映画「エイリアン」や「ターミネーター」に描かれているように、ワイヤレスとウェアラブルの方向性は自然です。
服装以外で「人が身につけるもの」では、腕時計とメガネ、財布類が自然と考えられます。近未来では、人の手を占有する現在の「スマートフォン本体」や「携帯本体」を持ち歩く必然性は無いと思います。
- まだ去るつもりのないGoogle Glass、次世代デザインは「地味」(Wired.jp)
1980年代にハイテク分野で日米特許紛争が頻発、会議では一貫して日本の特許審査の遅延や、オンライン化の遅れが問題視されました。日本の10年遅れと言われた情報公開やオンライン化、データベース検索の歴史と進化の違いも感じます。
- The United States Patent and Trademark Office (USPTO)(Website)
- USPTO(Twitter)USPTO(Facebook)面白い事例も紹介(^^)
- 特許検索ポータルサイト(特許庁)
- 特許審査の新しいステージにむけて(11/13, 2012 特許審査第三部長 小柳 正之)