アカデミー賞で最多ノミネートになった、マーティン・スコセッシ監督による「ヒューゴの不思議な発明」。5つのオフィスで1,000台のコンピューターが使われた同作品の視覚効果制作について動画で紹介されています。
複雑な3D撮影に、さらにVFXを駆使したショットは、コンピュータの力業で処理するしか方法がない。それを成し遂げたのは、VFXを専門とするドイツの Pixomondo社です。
同社は米国、英国、中国、タイ、およびドイツで約400人のアーティストを雇い、800ものショットを、わずか1年ほどで完成させたそうです。
- マシンパワーを駆使、『ヒューゴの不思議な発明』の視覚効果(Wired.jp)
- sky-high-nest-blog けゑ(Kei Yoneoka)
けゑ(Kei Yoneoka)さんは、現在ドイツ/ベルリンのPixomondo社で、エフェクトTDとして活動中です。下図のeighteenPercent氏が製作した「マインドマップ」では、「技術的波及効果」、「経済的波及効果」、「人的波及効果」が分かりやすいですね(誰でも編集できます)^^
現代の映画産業にとって、CG/VFXは最重要の必須技術です。早くはカナダや香港、そして最近は中国、韓国、インドなどの新興国、ハリウッドと連携などVFX産業の育成を映画産業戦略にしています。すべてのコンテンツ産業に波及する映画、CG/VFX、早急に大胆な育成戦略が必要です。
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