IS指導者バグダディ容疑者の最期とISの脅威

10月27日、トランプ米大統領はテレビ演説で、米軍特別部隊の急襲作戦によって、イスラム過激派組織イスラム国(IS)の最高指導者アブ・バクル・アル・バグダディ容疑者が自爆して死亡したと発表しました。さらにトランプ大統領は、ホワイトハウスの地下にあるシチュエーションルーム(危機管理室、Situation Room)で、バグダディ容疑者の驚愕の最期を映像で見届けたと発表しました。

ISIS leader Abu Bakr al-Baghdad / The Islamic State(VICE News)

「まるで映画を見ているかのようだった」トランプ氏は、そう語っています。暗闇の中で敵地を低空飛行する8機のヘリコプターから始まった作戦映像をマイク・ペンス米副大統領や軍高官らとともに見たということです。トランプ氏は「彼は英雄として死を遂げたのではなく、臆病者のように泣き叫びながら、3人の子どもたちを巻き添えにして死んでいった。死あるのみだった。彼は、トンネルが行き止まりなのを分かっていた」と述べました。

バグダディ容疑者が世界の注目を集めたのは、2014年7月4日の演説動画からでした。聖職者の黒衣をまとい、イラク北部・モスルのモスクの説教壇に上った容疑者は、イスラム国の再建を宣言します。「神は、われわれに敵との戦いを命じられた」と述べ、「カリフ・イブラヒム、信徒の司令官」と名乗っていました。

What It’s Like In The White House Situation Room During A Major Military Operation / NBC News

中東問題の専門家やシンクタンクは、バグダディ容疑者死亡でも ISの脅威がなくなったとの見方は時期尚早としています。英国の王立国際問題研究所リナ・ハティブ氏は、ISはバグダディの後継者を選ぶだろうが、ISの活動にとって大事なのはそれよりむしろ、シリア北西部と北東部の状況としています。バグダディ容疑者が殺されたのは、シリア北西部のイドリブ県でした。(BBC Newsから)

危機管理室でビンラディン襲撃リアルタイム視聴


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