フォルクスワーゲン(Volkswagen: VW)は、欧州で5月8日に開始した新型EVの ID.3(Volkswagen ID.3)の先行予約受注が、受注開始から1日で10,000台を突破したと発表しました。先ずは発売記念車の「1STスペシャルエディション」の先行予約を受け付けていました。この先行予約車は、充実した装備が特徴で、生産台数が30,000台に限定されます。そのため顧客の関心は高く、予想を大幅に上回り登録が中断されることがあるそうです。予約金は1,000ユーロ(約12万4千円)です。
- Already more than 10,000 registrations for the ID.3(volkswagen-newsroom)
通常モデルのラインナップは、バッテリーサイズによって航続可能距離330km/ 420km/ 550km (WLTP)に分かれています。ベースグレードの車両価格は、およそ3万ユーロ(約370万円)です。
「ID.3 1ST」のベースモデルは、人気のミドルグレードで航続距離420kmのバッテリーを搭載。大径ホイールやボイスコントロールとカーナビシステムが含まれます。そのほかにも、運転支援システム「IQ. Light」やツートーンカラーのエクステリア/インテリア、大型パノラマガラスルーフ、HUD(ヘッドアップディスプレイ)などを装備する上級グレードも用意されます。
VWが過去に大ヒットさせた「ビートル」や「ゴルフ」につづく、ベストセラーモデル「ID.3」にしたいとしています。数字が第3世代であることを示しています。ID.3の5ドアハッチバックは、低コスト生産が可能となる新しいモジュール MEBで生産される初のモデルとなります。
他のEVモデルもすぐに続く見込みです。VWは全部で20の電気自動車モデルの展開を計画し。最終目標は2025年までに電気自動車の年間販売台数を100万台にすることです。
- Modular electric drive matrix (MEB)(volkswagen-newsroom)