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「ハイパーループ」初の有人試験、実用化に前進

ヴァージン・ハイパーループ(Virgin Hyperloop: VH)が開発を進める高速輸送システム・ハイパーループ(Hyperloop)が、米ネバダ州ラスベガスで初の有人による試験運用を実施しました。今回の試験運用では時速約100マイル(時速172km/h)までの到達となりました。軌道が500メートルの長さしかなかったためで、速度が制限されました。それでも、VHの幹部は今回の試験を大きな節目であり、商用化に向けた前進とみています。

Virgin Hyperloop DevLoop TestSite

ハイパーループはまだ実証されていない輸送システムで、乗り物に乗った利用者は真空のチューブの中を最高時速600マイル(約965キロ)で移動します。この輸送システムでは磁気浮上などの技術が使われています。

ハイパーループは各都市を結ぶことを想定しています。将来的には乗り物には25~30人が搭乗し、1時間あたり数万人を輸送することを目指しています。同幹部はハイパーループのシステムは2025年か26年には承認を受け、10年以内にプロジェクトを実現するとの見通しを示しました。

超高速・磁気浮上式鉄道のコンセプトは、スイスにとって目新しいものではないそうです。スイス国内にはかつて、地下トンネルを高速で走る「真空チューブ列車」のネットワークで、スイスメトロと呼ばれる構想プロジェクトが存在していました。SWIにてハイパーループの特集記事があります。

空気推進型の想像図 / Wikipedia

真空状態のチューブを用いた高速輸送システム「ハイパーループ」。イーロン・マスクが提唱している夢の技術について、一部の科学者たちは実現が困難であると指摘しています。この野心的なプロジェクトは、果たして実現不可能なのか? 真空状態になったチューブの膨張や減圧といった技術的な課題について考えています。

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Virgin Hyperloop Test Site / Virgin Hyperloop

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