アイスランドで、マグマの活動が活発になって噴火のおそれが高まっているとして、南西部のグリンダヴィークでは、4000人近い住民が避難するなど、警戒が高まっています。噴火に備えて、近くの地熱発電所では、溶岩流を防ぐための壁の建設が進められているほか、毎年70万人以上が訪れる観光名所の温泉施設ブルーラグーン(Blue Lagoon)も営業を見合わせています。
- グリンダヴィーク(Grindavík)(公式サイト)
- Blue Lagoon(Website) 露天温泉としては世界最大です。
アイスランドの気象当局によりますと、10月下旬以降、南西部でマグマの活動が活発になっていて、この影響で、14日午前0時からの12時間ほどで700回以上の地震が観測されました。
アイスランドでは、2010年に起きた火山の大規模な噴火によって火山灰が欧州上空の広い範囲に広がり、各地の空港で合わせて10万便以上が欠航しましたが、地元の専門家は、今回はそこまでの爆発的な噴火になる可能性は低いという見方も示しています。
- アイスランド(Google検索)
YouTubeライブ中継(Grindavik)
下記はグリンダヴィークのマルチビューライブ中継、チャットありです。
- Reykjanes multiview – Live from Iceland(Live / YouTube)
アイスランドで火山活動が活発化しています。レイキャネス半島では2021年、800年ぶりに噴火が始まったが、今月に入って地面に亀裂が入るなど、被害が拡大しています。
- 道路に亀裂、住民は避難 アイスランドで火山活動が活発化(11/17 BBC News Japan)