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KAKAR

アイヌ文化を紡ぐ人たちのドキュメント-3: KAKAR(STVどさんこ動画+)

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札幌テレビ放送(STV)は創立65周年記念事業の一環として、北海道の先住民族・アイヌ民族の文化・伝統を受け継ぎ、未来へつないでいく活動をされている方々を紹介する動画シリーズ(KAKAR)を無料で配信しています。アイヌ文化は博物館の中にのみあるものではなく、アイヌ文化を紡ぐ人達の手によって、今この時を未来に向かって生き続けています。そうした方々13名の思いや活動を、ご本人の声のみで綴った全13本・各12分~26分のドキュメントです。KAKAR(カカラ)はアイヌ語で「紡ぐ」を意味します。

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KAKAR(カカラ)~アイヌ文化を紡ぐ~ / 札幌テレビ放送

秋山里架(あきやま りか)さんは北海道むかわ町生まれ、苫小牧市在住です。ウポポイ(民族共生象徴空間)職員です。物心がつく前から祖母(吉村冬子さん)に連れられ、古式舞踊の練習に通っていました。アイヌ文化に関わる仕事に就きたいと、苫小牧駒澤大学でアイヌ文化について学びます。2016年、白老町の旧アイヌ民族博物館の学芸員となり現在に至ります。次の押野朱美さんとは双子の姉妹で、里架さんは妹です。

押野朱美(おしの あけみ)さんは北海道むかわ町生まれ、白老町在住です。ウポポイ(民族共生象徴空間)職員です。幼い頃からお婆ちゃん子で、気づくとアイヌの歌や踊り、アイヌ語の学習にも励むようになっていました。2013年から白老町の旧アイヌ民族博物館で働き始め、現在に至ります。秋山里架さんとは双子の姉妹です。お婆ちゃん(吉村冬子さん)から託された“タマサイ(首飾り)”を博物館で展示しています。受け継いできたアイヌ文化と“アイヌ文化の今”を知ってもらうきっかけになることを願っています。

天内重樹(あまない しげき)さんは北海道白糠町生まれ、同町在住。白糠アイヌ協会会長です。小学校の時に、マレプを用いたアイヌの伝統的鮭漁に出会い、成人後、エカシ(アイヌの古老)に師事して漁法を正式に学びます。現在は毎年茶路川でマレプ漁を行い、子ども達に命をいただくことへの感謝、食べ物の大切さなどについて実践的な「食育」を行っています。

大海恵聖(おおうみ えみ)さんは帯広市生まれ、札幌市在住です。「にっぽんの福祉をかわいくしたい」をコンセプトに、福祉とモノ作りの間でコミュニケーションツールの企画から販売までを一貫して手掛けています。ウポポイ(民族共生象徴空間)の設立を契機に、もの作りの立場でアイヌ文化に関わり商品を開発しています。アイヌの工芸作家や研究者、そして福祉を結びます。

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