アミロイドβプラークを減少させるアルツハイマー病の治療薬(FDA承認)

6月7日、米国食品医薬品局(FDA)は、米国のバイオジェン(Biogen Inc.)と
エーザイ株式会社が共同開発した、ADUHELM™(一般名:アデュカヌマブ)について、脳内のアミロイドβプラークを減少させることにより、アルツハイマー病(AD)の病理に作用する初めてのAD治療薬として、迅速承認しました。アミロイドβプラークの脳内蓄積は、アルツハイマー病の根本的な原因とされ、臨床試験において ADUHELMは18カ月でアミロイドβプラークを59~71%減少したとされます。

Food and Drug Administration / fda.gov

迅速承認は、臨床的有用性(臨床症状の悪化抑制)の予測可能性が高いバイオマーカーであるアミロイドβプラークの減少に対するアデュカヌマブの効果を実証した臨床試験のデータに基づくものです。なお、この迅速承認の要件として、今後検証試験による臨床的有用性の確認が必要となります。

FDAによると、アルツハイマー病の新薬が承認されたのは2003年以来18年ぶりで、アミロイドβに作用する治療薬は初めてだということです。アデュカヌマブは日本でも去年12月に厚生労働省に承認の申請が出されていて、今後の審査の行方が注目されます。

Brain Inflammation from Alzheimer’s Disease / NIH Image Gallery

認知症の一番の原因となるアルツハイマー病は、世界中で4,000万人もの人々が患っています。発見されてから一世紀以上も経っているのに、未だにその治療法は見つかっていません。イヴァン・シア=ユジャン(Ivan Seah Yu Jun)さんが、破壊的で複雑なアルツハイマー病が、どのような段階を経て脳を侵していくかを説明します。(TED-ED)

アルツハイマー病を予防するために出来ること(TED: Lisa Genova)


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