冥界の神オシリス（Osiris）と戦の神セト（Set）は兄弟でしたが、王位を継いだ兄のオシリスをセトは妬んでいました。このためセトはオシリスを殺害しますが、オシリスの妻イシス（Isis）や息子のホルス（Horus）が協力してセトを倒し、ホルスがオシリスの跡を継いでエジプトの王位に就きます。アレックス・ジェンドラー（Alex Gendler）さんがオシリスの神話を物語ります。
- オシリスとイシスの伝説（Wikipedia）
セトは豪華な饗宴を催して、体が木の箱にピッタリ収まる者がその箱をもらえるというゲームを持ちかけました。実はその箱は棺で、何も知らないオシリスを閉じ込めてしまいます。セトは兄の好調な治世を妬み、代わりにエジプトの支配者になりたいと望んでいたのです。
セトの妻で葬祭の女神ネフティスは妹でもあり、姉の豊穣の女神イシスは兄オシリスの妻でした。イシスはオシリスを見つけ出そうと心に決め、セトには気付かれずにネフティスの助けを取り付けました。2人の姉妹は鷹に姿を変えると遠くまで探しに行きました・・・。
イシスは国中を探し回り、バラバラになった夫の体をエジプト各地で見つけ出し、それぞれ弔いをしました。長い時をかけて、ひとつを除きすべてを見つけましたが、ペニスだけはナイル川の魚に食べられていました。オシリスは不完全でした。生者の間に留まることも、エジプトの支配者の地位に戻ることもできず、代わりに死者の国のドゥアトを治めることになりました。
しかし、オシリスが去る前にイシスは子供を身ごもっており、その子ホルスがオシリスの後を継ぎ、やがて仇を取ることになります。
- The Egyptian myth of the death of Osiris – Alex Gendler（TEDEd）
- Japanese translation by Yasushi Aoki. Reviewed by Yoko Emori.（日本語字幕を読む）
世界の神話 エピソード1: 「キューピッドとプシュケの神話―ブレンダン・ペルシュー」
プシュケはあまりにも美しく生まれたために、愛の女神ヴィーナスの新たな化身として崇拝されました。しかし人間は怖がって彼女に言い寄ってこようとせず、アポロンは彼女の父親に、彼女を岩山に捨てて「冷酷で残忍、ヘビのようで羽のある悪魔」と結婚させるよう勧めました・・・。面白いですよ。
- Myths from Around the World（YouTUbe） 世界の神話（再生リスト）
面白いエピソードが31まであります（^^）