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ロシアのスーパーヨット没収で「ファベルジェの卵」発見か

8月6日までに米司法省のリサ・モナコ副長官は、南太平洋のフィジーで制裁対象のロシアのオリガルヒ、スレイマン・ケリモフ(Suleyman Kerimov)氏から没収した豪華ヨットの中で、世界的に有名な宝飾品ファベルジェの卵Fabergé egg)とみられるものを見つけたと発表しました。建造費が3億米ドル(約405億円)ともされるスーパーヨット(Amadea)は、今年6月下旬に米法執行機関に押収され、フィジーから米カリフォルニア州サンディエゴ湾へ運ばれて今なお係留中とされます。

The superyacht Amadea / Wikipedia

モナコ副長官は米コロラド州アスペンで最近開かれた安全保障関連会合で、この宝飾品が本物と判明すれば世界各地にわずかしか残っていないものの一つであり、評価額は数百万ドル単位に達すると明かしました。ファベルジェの卵は値段がつけられない逸品ともされ、ロシア・サンクトペテルブルクの金細工師ピーター・カール・ファベルジェらの店が19世紀後半から20世紀初期にかけて手掛けたものとされます。

米司法省や同財務省によると、ロシアによるウクライナ侵攻を受け米国や同盟国は今年3月以降、制裁対象に指定されたロシアの資産を差し押さえる多国間協力の作業に着手。侵攻を支える資金源を封じ込めるための対策で、その額面は数十億ドル(数千億円)に達しているとしています。

映画「007/オクトパシー」にも登場するファベルジェの卵、実物はクレムリン武器庫博物館が所蔵しています。

Memory of Azov Fabergé egg 1891(アゾフの思い出) / Wikipedia

モナコ副長官は、資産凍結などの作業はロシアの侵攻継続の阻止につながっていませんが、世界各国の関連当局と協力してスーパーヨットなどの没収に当たっていると述べています。司法省は米連邦議会に対しこれら押収品から得た利益をウクライナへ還元する権限を求めたことも明らかにしました。

プーチン氏所有疑惑のスーパーヨット「シェヘラザード」



Peter the Great (Fabergé egg) 1903 / Wikipedia

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