ヴォイニッチ手稿: 世界最大の謎の本(TED-Ed: Stephen Bax)

米イェール大学のバイネキー稀少本・原稿図書館(Beinecke Rare Book & Manuscript Library)の奥深くに240ページの不思議な本が眠っています。最近、放射性炭素の年代測定で1420年代のものと判明し、輪が連なったような手書きの文字や、夢から飛び出してきた様なイラストが特徴です。この本はヴォイニッチ手稿Voynich Manuscript)と呼ばれ、今まで誰もそこに書かれている内容を解明した人はおらず、歴史上最大の未解決の謎の一つとされています。スティーブン・バックス(Stephen Bax)氏は、この不可解な本の解明に取り組んでいます。

ヴォイニッチ手稿のページ / Wikipedia

世界で1冊しかない羊皮紙でできた本には、手書きの丸文字のようなものや、夢をそのまま描いたような手描きのイラストがあります。現実と空想の植物、浮遊する城、入浴する女性達、占星術チャート、星座の指輪、顔のある太陽と月が文章とともに描かれています。発見者である古書収集家のウィルフリッド・ヴォイニッチにちなんで「ヴォイニッチ手稿」と呼ばれ、歴史上最大の未解決ミステリーの一つです。その理由は、誰も内容を解読できないからです。

長年を経て、ヴォイニッチ手稿の文章について3つの説が出ています。
1番目)暗号で書かれているという説で、秘密を隠すためにあえて考えられた秘密の暗号というわけです。
2番目)虚偽の文書で騙しやすい買手から金儲けをするためにデタラメに書かれたという説です。著者は中世のぺてん師と推測する者もいれば、ヴォイニッチ自身が書いたと言う者もいます。
3番目)本文は実存する言語であるが、誰も知らない文字で書かれているというものです。中世の学者達は、新しいアルファベットを創って無文字言語に使おうとしていたのかもしれません。その場合、ヴォイニッチ手稿はロンゴロンゴ文字の様な物かもしれません。それはイースター島で使われていて、その文化が崩壊した今となっては読解不能の文字です。

新しい文字言語を作ろうと試みたものだと信じている人達は、手稿を作った文化の知識がつまった百科事典なのかもしれないと考えています。13世紀の哲学者ロジャー・ベーコンによって書かれたと信じる人もいます。彼は文法の普遍的法則を研究していました。あるいは16世紀エリザベス朝の神秘家ジョン・ディーの作という人もいます。錬金術と占いをしていた人物です。

解読の進展はゆっくりです。もし暗号を解明できたら何を発見できるでしょうか? 15世紀のイラストレータの夢日記? 全くのたわごと? 忘れられた文明の失われた叡智? あなたは何だと思いますか? 面白いですね(^^)

The world’s most mysterious book – Stephen Bax

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