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大規模化する豪森林火災の要因と野生動物の危機

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オーストラリアで過去最大規模の森林火災が続く中、南東部ビクトリア州マラコータ(Mallacoota)のゴルフ場には安全な場所で生き延びようとカンガルーが押し寄せています。獣医らが駆け付けて保護を試みますが、重度のやけどを負った個体には安楽死処分を施さざるを得ないのが実情です。隣接するニューサウスウェールズ州では最大5億匹の動物が被災し、数百万匹が焼死したと専門家は試算しています。

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治療中のコアラ / Vets For Compassion(Facebook)

1月8日に発表されたシドニー大学のクリス・ディックマン教授の試算によれば、既に哺乳類、鳥類、爬虫類など10億以上の生命が失われたと推定されています。大規模森林火災の影響は長く続くと予想され、生息地が焼失し餌の確保が困難になることから、生き残った動物たちの絶滅も危惧されています。

ニューサウスウェールズ州には、絶滅危惧種オグロイワワラビーの群れが生息しています。険しい岩場などにすみ、火災があっても大半は生き残りますが、生息地周辺の植生が焼失してエサ不足に陥ることになります。州当局は生息地のエサや水の量が回復するまで、サツマイモやニンジンなどの補給作戦を続けるとしています。

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One happy customer #operationrockwallaby #australianbushfires / Matt Kean MP(Facebook)

オーストラリアでは2019年末から数週間にわたり、南東部を中心に広範囲で激しい森林火災が相次いでいます。高い気温が地表を熱して乾燥させていることが直接の原因ですが、BBCのヘレン・ウィレッツ気象予報士がその背景を説明しています。
背景には地球規模の気候変動があります。(YouTube)

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火災から逃れてきたカンガルーの母子 / Vets For Compassion(Facebook)

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