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恐怖を感じる、21世紀は戦争や憎悪の時代ではない(IPC: Andrew Parsons)

3月4日夜、北京パラリンピックの開会式で、国際パラリンピック委員会(IPC)アンドリュー・パーソンズ(Andrew Parsons、1977年2月 – )会長が、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を念頭に「いま、世界で起こっていることに恐怖を感じている。21世紀は戦争や憎悪の時代ではない。」と強い口調で平和を訴えました。生中継した中国国営テレビが、パーソンズ会長の発言を一部通訳しないという常識では考えられないことがありました。3月5日、IPCは中国に説明を要求しています。

Andrew Parsons’ Beijing 2022 Opening Statement | Paralympic Games / IPC

アンドリュー・パーソンズさんは、ブラジルのスポーツ管理者でジャーナリストです。2017年より国際パラリンピック委員会会長を務め、2018年からは国際オリンピック委員会委員になっています。パーソンズさん自身は健常者です。

国家スタジアム、通称「鳥の巣」で行われた北京パラリンピックの開会式では、大会組織委員会の会長で北京市トップの蔡奇書記が「パラリンピックは、私たちをひとつにし、世界に向けて自信や友情、希望を伝えるものだ。手を取り合い、ともに未来に向かおう」とあいさつしました。

このあと、IPCのパーソンズ会長はロシアによるウクライナへの軍事侵攻を念頭に「いま、世界で起こっていることに恐怖を感じている。21世紀は戦争や憎悪の時代ではない。」と強い口調で平和を訴えました。開会式を生中継で伝えた国営の中国中央テレビ(CCTV)が発言の一部を中国語の通訳で伝えない一幕がありました。

中国政府はウクライナへの軍事侵攻を続けているロシアを表だって批判せず、ロシア寄りの姿勢を示しています。パーソンズ会長の発言の一部が中国の国民向けに不都合な内容と判断したとみられます。国際的な要人の発言を通訳しないなんて考えられません。中国の言う「質の高い民主主義」って何なのでしょう? 世界中の人々が中国の言うことを信じないでしょう。

Ukraine’s delegation are united on the #WinterParalympics stage. / IPC Facebook

2022年ロシアのウクライナ侵攻に対する国際社会の反応(141カ国が侵略を非難)


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