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歌舞伎(Kabuki)の魅力と面白さを海外へ/内なる多様化を高める

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歌舞伎(かぶき)は、日本固有の演劇で伝統芸能の一つ、2009年9月にユネスコ無形文化遺産に登録されています。歌舞伎という名称の由来は、古語の「傾く(かぶく)」を名詞化した「かぶき」と言われ、派手な衣装や一風変わった異形を好んだり、常軌を逸脱した行動に走ることを指して「かぶき者」と言ったそうです(^^)

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2代目歌川豊国 画『踊形容江戸繪榮』大判錦絵三枚続物。安政5年(1858年)7月江戸・市村座上演の『暫』を描いたもの / Wikipedia

歌舞伎の元祖は、出雲阿国(いずものおくに)という女性が創始した「かぶき踊」であると言われています。このかぶき踊りが様々な変遷を経て、現在の大歌舞伎とチンドン屋が出来上がったとされています。

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Dancing in a Kabuki Performance by Royal Ontario Museum, 19th century by Kaian(Megata Morimichi))

「かふきをとり」という名称が初めて記録に現れるのは「慶長日件録」で、慶長8年(1603年)5月6日の女院御所での芸能を記録したものです。

「かぶき踊」は、遊女屋(遊女歌舞伎)で取り入れられ、わずか10年あまりで全国に広まります。

しかし、「遊女歌舞伎」は喧嘩が絶えず、男色の「若衆歌舞伎」とともに江戸幕府により禁止されます。

慶長5年(1600年)の「時慶卿記」によれば、お国が演じていたものは茶屋遊びを描いたエロティックなものであり、お国自身が遊女的な側面を持っていたという可能性も否定できないようです。

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お国(今日でいう出雲阿国)

歌舞伎は、江戸時代から浮世絵などを通して英語圏へ浸透し、「Kabuki」、「Ninjya」、そして「Geisya」なども、伝統を含めると正しく理解されているとは言えないようです。

英語への借用語も増えていますが、こんな言葉も通用するようです(^^)

英語の「Kabuki」については、政治関連ニュースで This is now political kabuki theater.(いまの政治は歌舞伎劇場だ。)などのフレーズや、議会演説で political kabuki(芝居がかった政治)として報道されることがあるようです。歌舞伎が好きなネイティブは、この表現を使わないそうです。

日本の多くの伝統芸能は、難解で理解されにくいのかも知れません。観劇の機会を増やしたり、海外発信を強化するだけではなく、日本人自身や日本社会が多様性を高め、異文化の理解を深めて受け入れることが非常に大切のように思います。

数々の問題が明らかになった「クールジャパン戦略」です。自分で自分のことをクールというのはクールではない、ふさわしくないという批判もあり、海外ではクール・ジャパンについて研究などで記述するとき、「narcissistic」(自己陶酔的な)という接頭語が付けられ、揶揄されることが約束事のような状態となっているとの指摘があります。

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歌舞伎座 / Masahiro Shima(Facebook)

世論: 見てから定義しないで定義してから見る(Walter Lippmann)


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