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父親の育児休業が誰にとっても有益な理由(TED: Shu Matsuo Post)

  • TED

父親の育児休業は、父親にとっても、配偶者にとっても、赤ちゃんにとっても多くの利点があるものです。でも企業にとっても、驚くような利益があるというのは知っていましたか? 7か月間の育児休業で人生観がすっかり変わるような経験をした文筆家の松尾ポスト脩平(Shu Matsuo Post)さんが学んだことを紹介してくれます。彼は父親の育児休業によって、より公平で多様性のある職場を生み出せるばかりでなく、生産性さえ向上しうるのだと話します。

Why paternity leave benefits everyone | The Way We Work, a TED series

松尾ポストさんは、「日本の多くの男性と同じように、男らしさがどういうものかを教えられて育ちました。男性はストイックで強くなければならず、支配的で主導権を握っており一家を養うものだという考えです。でも妻に出会って考えが変わりました。彼女のおかげで 男性がいつでもデートの支払いをすべきとか、子育ては女性の役割という考えを考え直せたのです」と語ります。

日本では制度上、母親も父親も所得補償を受けながら、12か月育児休業を取得できます。父親の育児休業の長さや、受けられる補償の面では世界の中でトップです。でも、おかしなことがあります。2020年に育児休業を取った父親は、たったの7%でした。その7%のうち、4分の3が2週間以下しか取得しなかったのです。仕事優先という風潮により、多くの日本人男性は、この重要な時期に家にいないのです。これは残念なことです。

マッキンゼーの調査によると、育児休業を取った父親の90%が夫婦関係が改善したと述べています。さらに、父親の育児休業は、ビジネスにとっても有益なんです。父親の育児休業は従業員のジェンダー平等に大きな影響を与えます。

雇用主が様々な考え方を受け入れる開かれた社風を持ち、父親の育児休業を尊重すれば、優秀な人材を引き寄せ保持できるでしょう。人々はどんどん社風によって、就職先を選ぶようになっています。

松尾ポストさんは最後に、「私たちは家父長制に生きています。私が気づいたのは、男性を制度的に優遇する世界は同時に、男性を不自由にもするということです。すべての親が補償付きの育休を取れるように、より多くの国が制度を整えるべきです。皆が新しい選択肢を 得るためには、子の世話をする主体としての男性を励まし尊重する文化が必要です。男性にもできるのですから」と述べています。

Why paternity leave benefits everyone | The Way We Work, a TED series

15歳でカリフォルニア州へ留学。ジャーナリズム専攻でペパーダイン大学を卒業。米国で8年半、香港で5年半過ごす。現在、東京に在住。2017年に米国人と結婚し、苗字を変えた際に「ジェンダーバイアス」を体験する。

フェミニズムは女性のみが関わる社会運動ではなく、男性も同じ様に関わる必要がある。フェミニズムは女性だけではなく、男性も解放すると日本の男性に理解して欲しい」と考えて、2020年の秋に、自身初となる著作、I Took Her Nameを世界の読者に向けて英語で出版する。

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