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米政府、遠隔操作できるロボットを日本に提供

Talon robot / The U.S. Army

米国政府は、福島第1原発の事故現場で遠隔操作できるロボットを、日本に提供することを決めました。ロボット「タロン」は、カメラが4台搭載されているほか、放射線の測定器も備えられています。

キネティック社・タロンは現在、世界で3,000台が稼働していて、イラク戦争などで爆弾処理も担っていました。さらに、水の中でも作業が可能だといいます。

また、米国の原子力専門人材派遣会社(バートレット・ニュークリア社)が、福島第1原発の現場で事故対策にあたる専門家の募集を始め、選ばれた数人が3日、日本へ向かうことになりました。ロイター通信が3月31日に報じています。

遠隔操作ができるロボットは、フランスやドイツからも提供の申し出があったといいます。
3月31日には仏サルコジ大統領が訪日、原子力の安全性に関する国際的な安全基準を策定すべきだと述べています。また、福島第1原発の事態に対処するため、汚染された場所で使用できる特殊なロボットや専門家による協力を提供すると述べています。

福島第一原子力発電所の内部観察で活動したロボットの「510パックボット」。メーカーのアイロボット社(お掃除ロボットのメーカー)が、デモンストレーション動­画を公開しています。

耐久性、階段上下、兵器観察、爆弾捜索、起爆コード発見、地雷除去、自動車爆弾観察、起動・展開といったテーマに分かれており、軽量なこと、起動が簡単なことが印象的です。

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