魅力的な住環境と未来都市の機能とサービスとは?

MITテクノロジーレビュー[日本版]Vol.5」の読書モニタープログラムにより、無償提供された「都市の未来」特集号を読みました。これまで人々は、「夢」や「自由」「芸術」「文化」、そして「利便性」を求めて都市圏へ集中して来ました。いま世界がコロナ禍を経験してこの流れは変わるのでしょうか。また。デジタルシティやスマートシティは、人口密集地の環境、災害、貧困といった負の側面を解決できるのでしょうか。魅力的な住環境や都市機能とサービスとは何でしょうか? 都市の未来について示唆に富む面白い内容でした。

原 研哉氏の言う「都市は”なる”ものであって造るものではない」に共感します。骨格の都市計画はあるとしても、市民の試行錯誤の営みから「夢」と「自由」をかもし、魅力的な「芸術」や「文化」が創造されるように思います。これまで魅力的な都市はそのように形成されて来たように思います。これからも・・・。

世界中で AIやIoT、自動運転やビッグデータの活用などを含めたITテクノロジーが都市環境を再構築しています。もちろんテクノロジーやスマートな感覚も重要です。しかし、構想すべきはスマートソサエティや、スマートコミュニティだとする原氏の主張に賛成です。日本のデジタル競争力は28位に低迷しています。先ずは今はデジタル政策の実行スピードを加速すべきです。

日本のスマートシティの取組を官民連携で加速するため、企業、大学・研究機関、地方公共団体、関係府省等を会員とする「スマートシティ官民連携プラットフォーム」を設立。全国各地で様々なスマートシティの取組が始まっています。

2020年5月7日、Googleの親会社であるアルファベット傘下のサイドウォーク・ラボ(Sidewalk Labs)が、カナダのトロントで進めてきた「未来都市」のプロジェクトから撤退しました。記事にあるように「プライバシーと利便性のトレードオフ」については、先進デジタル国家のエストニアが参考になりますが、疑念を抱かせない誠実な説明と信頼の構築、透明性と実績公開が必須要件のように思います。

MITテクノロジーレビューには、トヨタが仕掛ける実験都市「ウーブン・シティ」について整理されています。なぜ世界的自動車メーカーが「街づくり」に乗り出すのか? 祖父の豊田喜一郎氏がトヨタ自動車を創業したように、加速度的に進行しているインダストリー4.0(第4次産業革命)は、ビジネスモデルやサービスの大変革だとする豊田章男社長の確信のように思います。

未来都市を描く SF名作映画が警告する「超管理社会」。中国が進めるハイテクや AI(人工知能)の高度化を目的とした国家戦略。監視カメラで市民のあらゆる行動を監視したり、信用度により市民や企業に対する表彰や懲罰を行う「社会信用システム」の構築などは、確実にディストピアへの階段を登っています。

未来都市の監視・管理社会を警告するSF名作映画


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