コンテンツへスキップ
Alexey Navalny

プーチン政権批判のナワリヌイ氏、北極圏の刑務所で死亡

2月16日、ロシアでプーチン政権を批判する急先ぽうとして知られ、北極圏(ヤマロ・ネネツ自治管区)にある刑務所に過激主義の罪で19年の懲役刑を受けて収監されていた、反体制派の指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したと刑務所を管轄する当局が発表しました。47歳でした。当局は、ナワリヌイ氏の母・リュドミラさんに死因は「突然死症候群」と通知しています。家族側は、直ちに遺体を引き渡すよう求めていますが、当局は遺体を引き渡す時期を明らかにしていません。<追記2/20>

Alexey Navalny
Alexey Navalny in courtroom in Moscow on February 20, 2021 / Wikipedia

ナワリヌイ氏の支援団体は昨年12月、ナワリヌイ氏は、ロシア北部のヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所に移されていたとSNSで明らかにしていましたが、刑務所を管轄する当局は2月16日「ナワリヌイ氏は散歩のあと気分が悪くなり医師が蘇生措置を行ったものの死亡が確認された」と発表しました。

ロシアのプーチン政権への批判を続けてきたナワリヌイ氏は2020年、政権側の関与が疑われる毒殺未遂事件の被害を受け、その翌年、過去の経済事件を理由に逮捕され、刑務所に収監されました。収監中も支援者を通じてSNSで政権批判を続け、ウクライナ侵攻が始まってからは人々に反戦デモを呼びかけていました。

バイデン米大統領は、ナワリヌイ氏は「汚職、暴力、そしてプーチン政権のあらゆる悪事に対して勇敢に立ち向かった」と指摘。「プーチン氏にはナワリヌイ氏死亡の責任がある」とした。その上で、ナワリヌイ氏の死亡を受けロシアへの対抗措置を検討していると表明しました。「あらゆる選択肢を検討している」と述べています。ただ「現時点で言えるのはそれだけだ」とし、詳細には触れていません。バイデン氏は2021年6月にジュネーブで行われたプーチン氏との会談後、ナワリヌイ氏が死亡すれば、プーチン氏に壊滅的な結果をもたらすリスクがあると述べていました。

Alexei Navalny, One of the Kremlin’s Most Vocal Critics, Has Died | WSJ / YouTube

各国の首脳らからは追悼やロシアへの非難が相次いでいます。英国のスナク首相は、Xで、「ロシアの民主主義の擁護者として、生涯を通じ、信じられないほどの勇気を示した」とナワリヌイ氏を称賛しました。EUのミシェル欧州理事会常任議長(EU大統領)も投稿で、「自由と民主主義の価値のために戦った。理想のため究極の犠牲を払った」と讃え、「悲劇的な死の責任は全てロシアの政権にある」との考えを示しています。

ドイツのショルツ首相は16日、ウクライナのゼレンスキー大統領との記者会見で、「我々はモスクワで権力を握る政権がどのようなものか、よく知っている。もはや民主主義ではない」と指摘しました。ゼレンスキー氏は「プーチン(ロシア大統領)に殺害されたのは明白だ」と非難しました。米国のハリス副大統領は、「ロシアが何を言っても、ロシアに責任がある」と強調し、「事実が確認されればプーチンの残虐さのさらなる印だ」と述べています。フランスのマクロン大統領はXで「今日のロシアでは自由な精神は収容所に送られ、死刑にされる」と憤っています。


アレクセイ・ナワリヌイ氏の妻ユリアさん、アレクセイの遺志を受け継ぎ仕事を続けます。自由なロシアを目指す闘いは止まらないと宣言しています。

プーチン氏所有疑惑のスーパーヨット「シェヘラザード」


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください