世界最大のデジタル技術見本市 CES 2021(1月11日〜14日)のオンライン・カンファレンス From School to WorkでホームレスからGoogle技術者になった、幼い二人の子どもを持つシングルマザーのチェルシー・ラッカー(Chelsea Rucker)さんの話があったそうです。ニューヨーク在住の「りばてぃ」さんがブログで紹介しています。
米国ではコロナ禍により、様々なタイプのオンライン学習サービスで爆発的に会員が増えて、Courseraでは、2020年4月時点で前年比500%増!!とのことです。あらゆる産業と業種でオンライン、テレワーク、リモートがライフスタイルとして組込まれ、周辺の新サービスを産み出しています。これからもデジタル経済の一翼を担います。
チェルシー・ラッカー(Chelsea Rucker)さんは、米テネシー州ナッシュビルに住む二人の幼い子どもを持つシングルマザーで、Grow with Googleがオンライン学習サービスの Courseraを通じて提供していた IT Support Professional CertificateというITトレーニングのプログラムを独学して、シェルター暮らしのホームレスから Googleの技術者になった人物です。(下記のYouTube)
りばてぃさんが、CESのカンファレンスでジェシー(Jesse Haines)さんが語っていた Grow with Googleの実績データをメモ書きして掲載しています。
- 会員の45%が、低所得者(人口全体の下から3分の1程度)
- 会員の58%が、黒人、南米系、女性、退役軍人など
- 会員の61%が、4年制大学卒業資格を持っていない
- ただし、オンライン学習は厳しく、Grow with Googleが提供するプログラムをやり遂げるのは、わずか2.5%ほど
- でも、やり遂げた方々の80%が、就職、昇進、昇給などの良い結果につながっている
りばてぃさんが最後に、「本当に世界を変える希望の光は、いつの時代にも、どんなに困難な環境でも、地道に人知れず、輝いています。」と記しています。