テルミン(ロシア語:Терменвоксチルミンヴォークス)は、1919年にロシアの発明家レフ・テルミン(Leon Theremin)が発明した世界初の電子楽器です。
現在のシンセサイザーの元祖と呼ばれますが、テルミンの最大の特徴は、本体に手を接触させることなく、空間中の手の位置によって音高と音量を調節することにあります。
テルミンの本体からは、通常2本のアンテナがのびており、それぞれのアンテナに近付けた一方の手が音高を、もう一方の手が音量を決めます。
わずかな静電容量の違いを演奏に利用するため、演奏者自身の体格・装身具などによる静電容量の違いをはじめ、演奏環境に依存する部分が大きく、奏者の高い技量と熟練を要します。
1945年に公開のアルフレッド・ヒッチコック監督による米国サイコスリラー映画「白い恐怖」で使用されています。
映画「白い恐怖」では、絶頂期のスウェーデン出身の女優 イングリッド・バーグマンの美貌と、演技力がともに発揮されています(^^)
アカデミー賞を3回、エミー賞を2回、トニー賞の演劇主演女優賞の受賞経験があり、AFI(アメリカ映画協会)選定の「映画スターベスト100」の女優部門では第4位となっています。
もっとも有名な役と言われているのが、ハンフリー・ボガードと共演したカサブランカ(1942年)のイルザ・ラント役でしょうね(^^)
「テルミン」をカーネギー・ホールでオーケストラと共演するところまでもっていった女性演奏者クララ・ロックモア(Clara Rockmore)女史の演奏がYouTubeにあります。
Performed by Clara Rockmore (1911-1998), the first performer to bring complete musical artistry to the theremin.
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