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世界で唯一KGBのスパイ活動に特化した博物館

米ニューヨークのマンハッタン西14丁目にオープンした KGBスパイ博物館は、世界で唯一KGBのスパイ活動に焦点を当てた博物館です。リトアニア人の歴史学者ジュリアス・ウルバティス(Julius Urbaitis)氏が発案し、同氏が30年にわたって世界中を回って集めた 3,500点の収集品が展示されています。東西冷戦時代にタイムスリップできる館内にはレーニン像が置かれ、そして軍歌が流れています(^^)

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KGB Spycraft Gear On Display At NYC Museum / CBS New York

ソ連国家保安委員会(KGB)(ロシア語: Комите́т госуда́рственной безопа́сности СССР、略称:КГБ(カーゲーベー))は、1954年からソ連崩壊(1991年)まで存在した情報機関・秘密警察で、軍の監視や国境警備も担当していました。冷戦時代には米国の中央情報局(CIA)と一二を争う組織と言われ、日本での略称は КГБ を翻字した KGB(露:カーゲーベー、英:ケージービー)が使われます。

KGB職員の法律上の地位は軍人です。採用直後にKGB大学校で一年間以上にわたり秘密工作訓練と語学研修を受けてから、それぞれの部門に配属されます。ウラジーミル・プーチン大統領は、1975年にレニングラード大学法学部を卒業してKGBに勤務、レニングラード局第1課(人事課)に配属されています。

ボタンやベルト、アクセサリーに仕込める小型隠しカメラだけでも数十種類あります。口紅に見せ掛けた仕込み銃、超小型マイク、かかと部分に文書を隠せる秘密収納付きの靴など、当時の最先端技術のものばかりです。また、当時としては革新的な超小型盗聴器が仕掛けられた、グレートシールバグ(The Great Seal Bug)の名で知られる飾り板も展示されています。

KGBの実態が明らかになった有名なミトロヒン文書(Mitrokhin Archive)は、1992年に旧ソビエト連邦からイギリスに亡命した元ソ連国家保安委員会(KGB)の幹部要員であったワシリー・ミトロヒンが密かにソ連から持ち出した25,000ページにわたる膨大な機密文書です。

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