コンテンツへスキップ
blank

日本文学と日本映画の名作「砂の器」

  • Movie

砂の器」は、松本清張作品の中でも特に著名な社会派推理小説です。東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見され、被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした老練刑事の捜査と、犯罪者の動静を描く長編小説です。

松竹「あの頃映画」/ Facebook
松竹「あの頃映画」/ Facebook

ハンセン病(癩(らい)病)を物語の背景としたことでも知られ、社会的にも大きな話題を集めました。

「砂の器」は、私の大好きな松本清帳さんの推理小説と名作映画です。

映画「砂の器」は1974年製作。松竹株式会社・橋本プロダクション第1回提携作品。松本清張原作の映画の中でも、特に傑作として高く評価されてきた作品です。

第29回毎日映画コンクール大賞(日本映画)・脚本賞(橋本忍山田洋次)・監督賞(野村芳太郎)および音楽賞(芥川也寸志菅野光亮)、キネマ旬報賞脚本賞(橋本忍・山田洋次)、1974年度ゴールデンアロー賞作品賞、ゴールデングロス賞特別賞、モスクワ国際映画祭審査員特別賞および作曲家同盟賞をそれぞれ受賞しています。

映画は殺人事件の捜査を通して「人間の宿命」「差別と偏見」を描いた傑作でした。それは松本清張の社会派推理小説「砂の器」があってこそ製作され、観る人の心を揺さぶり推理小説を越えていた映画だと思います。清張さん自身もこの映画を高く評価しています。言えるのは日本の文学と映画にとって、どちらも名作に違いありません。私の日本映画ベスト3の一本です(^^)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください