コンテンツへスキップ
blank

未来はいつもシンプルで美しい(SpaceX: Crew Dragon)

5月30日(日本時間31日早朝)に、SpaceXの「Crew Dragon Demo-2」が、史上初の民間有人宇宙船として、また米国にとっては9年ぶりのことになり、NASAの2人の宇宙飛行士ダグラス・ハーリー(Doug Hurley)氏とロバート・ベンケン(Bob Behnken)氏を軌道に運び、5月31日23時16分(日本時間)に国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功しました。ドラゴン宇宙船のシンプルで美しいタッチスクリーンに未来を感じた人が多かったのではないでしょうか(^^)

blank
STS-101の操縦席。アトランティス号でグラスコックピットが初めて採用された。/ Wikipedia

スペースシャトル・アトランティス(STS-101)の操縦席は、最新型のエアバスA380やボーイング777に使われているような、グラスコックピットと呼ばれるフルカラーの液晶表示板になっていました。ドラゴン宇宙船のタッチスクリーンを採用したシンプルなインタフェースとの違いは驚異的とも言えます(^^)

この宇宙船クルードラゴンを打ち上げた再利用可能なロケット「Falcon 9」のOSは、スーパーコンピュータやIoTデバイス、その他のミッションクリティカルな基幹業務用デバイスと同様に Linuxを採用しています。

フライトソフトウェアチームのメンバーは、「Falcon 9のOSは、3基の”普通”のデュアルコアx86プロセッサー上で稼働する必要最低限のLinuxコードだ。フライトソフト自体は各プロセッサーでそれぞれ稼働する。ソフトはC/C++で書かれたものだ。」と述べています。

「ISSを動かしているのは1988年製のIntel 80386SX(20MHz)だ。Falcon 9で採用しているプロセッサーが何かは公表されていないが、少なくとも、現在量販店で普通に買えるものよりも10年は古い設計だろう」ということです。(Steven J. Vaughan-Nichols)

NASA, SpaceX to Launch First Astronauts to Space Station from U.S. Since 2011


KISSの原則(Keep it simple, stupid: シンプルにしておけ!この間抜け)


「未来はいつもシンプルで美しい(SpaceX: Crew Dragon)」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください