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欧米の「日本化」と私の覚悟(野田佳彦)

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野田佳彦氏(2011年4月15日、アメリカ合衆国財務省にて)

野田佳彦氏の公式サイト「かわら版8月15日」は、「英エコノミスト誌8月2日号を見て、衝撃を受けました。表紙は富士山をバックに、着物姿でメルケル独首相とオバマ米大統領が並んでいるイラストです。タイトルは「日本化する欧米諸国」。副題は、債務とデフォルト(債務不履行)と政治の麻痺でした。」との書き出しで始まります。

英エコノミスト誌が「ユーロ圏がまとめたギリシャ救済策や米国の債務上限問題への対応を、政治による指導力の欠如した中途半端なものだと厳しく弾ずるものです。」そこで引き合いに出されているのが、バブル崩壊後の日本「失われた20年」「決断の先送り」「政治の停滞」です。

野田氏は、記事を引用しながら、最後に「今、日本の国政に最も求められているのは、危機に際して「やるべき事」を実行することです。民間の力を引き出し、政治家と官僚の英知を結集する仕組みを再構築することです。政治家に求められているのは、現実を直視し、困難な課題から逃げない、先送りにしない姿勢です。危機を乗り越え、新しい日本を立て直す姿勢です。」と主張し「先頭に立つ覚悟」を述べています。

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Turning Japanese : The absence of leadership in the West is frightening—and also rather familiar

8/29 の英エコノミスト誌は、日本のニューリーダーを A fish called Noda(野田と呼ばれる魚)というタイトルを付け、記事の中では、野田氏が自身のサイト「かわら版8月15日」で「欧米の日本化」を取り上げ、日本のターニングポイントにしようとしている。
「野田氏については少なくとも健全な危機意識と、上手い自己卑下のユーモア感覚があるといえる」と評価・紹介しています。

野田新首相には、「本質的な理由やビジョン(=Why)」を明確にして、国際的なリーダーシップの発揮を期待しています。

8月2日号の英エコノミスト誌記事については、以下のエントリが詳しいです。

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