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Turkey-Syria_Earthquake_Montage

2023年トルコ・シリア地震 死者 52,800人超、2,300万人が被災(寄付先一覧)

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2月6日、トルコ南東部のガズィアンテプ(Gaziantep)付近で、モーメント・マグニチュード7.8(Mw)の地震が発生し、さらにM7.5(Mw)の余震が被害を拡大しました。トルコとシリア両国の当局者や医療関係者によると、2月21日現在で確認された死者はトルコで46,100人、シリアで 6,700人、合計で52,800人以上の死亡が報告されています。被害額はトルコで1,000億ドル(約13兆7,000億円)以上、シリアで 51億ドル(約6,975億円)と推定されています。史上4番目に被害の大きかった地震(List of costliest earthquakes)です。<追加:3/8>

M 7.8 – 26 km E of Nurdağı, Turkey / USGS

トルコ災害緊急管理局(AFAD)は、10州で少なくとも46,104人の死亡が確認され、114,991人が負傷したとしています。トルコ政府は16万4,000棟の建物が倒壊または大破したことが明らかになりました。トルコで起きた地震としては、526年のアンティオキア地震以来最悪の地震です。

シリア政府の保健省と、反政府勢力の支配地域で救助活動を行う団体は、シリア国内で少なくとも6,795人が死亡し、14,500人以上が負傷したと発表しています。シリアでは国の人口のほぼ半分にあたる合計1,090万人が影響を受けたとされます。特に反政府勢力の支配地域への救助活動や支援は不十分です。

この地震で亡くなった人の数はトルコとシリア両国あわせて52,800人以上に上っています。この地震は841億米ドル(約11兆1,500億円)相当の損害を引き起こしたと推定されています。WHOによる推計では最大2,300万人が被災したと推計され、被災地の低い気温や公衆衛生、感染症のまん延などを巡る健康問題への懸念が急速に高まっています。

105の国と16の国際機関が災害支援を提供しています。56の国から6,479人の救助要員がトルコに派遣されています。欧州連合は10を超える捜索隊・救助隊を動員しています。日本は捜索救助活動を実施するために、国際緊急援助隊(JDR)75人をトルコに派遣しています。医療チームも派遣、手術のほかに出産にも対応できる設備を稼働させ、被災者のさまざまな医療ニーズに応える態勢を整えました。

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上から下、左から右へ:シリアの村、アドゥヤマン、ハタイ、ガズィアンテプ城、ハタイ、ディヤルバクル / Wikipedia

米国地質調査所(USGS)は、横ずれ断層型の地震と解析しており、アラビアプレートとアナトリアプレートの境界に位置する東アナトリア断層付近で発生した直下型地震と見られています。(トルコに影響を及ぼすプレート境界の地図を参照

地震で亡くなった母親とへその緒でつながっている新生児が発見されましたが、女児は「健康」です。トルコの国営放送アナドル通信が報じたところによると、病院スタッフは新生児をアラビア語で「奇跡」を意味する「アヤ」と名付けたということです。

「何か力になりたい」そう思っている方も多いと思います。寄付をしたいと思っても、多くの団体があってどこに寄付をすればいいのか迷うという方もいると思います。気になることをまとめています。

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