1月7日、米国のリチャードソン前ニューメキシコ州知事や、Googleのシュミット会長と幹部一行が北朝鮮を訪問しました。
リチャードソン氏は「私的な人道的任務」に従事すると説明、またシュミット氏は「プライベート」と述べていますが、米国務省は、北朝鮮による昨年12月の事実上のミサイル発射で、今回の訪朝計画を批判していました。
金正恩体制は、IT・コンピュータ教育などを国家戦略としており、今回の訪朝についても到着時や、金日成総合大学でのネット環境視察などを動画で公開。シュミット氏にもアドバイスを求めたと思います。
昨年AP通信が総合支局を開設しており、国営の朝鮮中央通信(KCNA)も情報発信内容が変化してきました。
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Googleのシュミット会長は、オバマ大統領のIT選挙やIT産業の成長戦略と深く関係しており、米国大統領の科学技術諮問委員会のメンバーでもあります。
この時期の Google シュミット会長の訪朝について、ジャーナリストの冷泉彰彦さんが「オバマ政権の意図を代理したものであると考えるのが自然です」と述べています。
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