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14歳少女が検証:ネットいじめを防ぐ効果的な方法

Google Science Fair 2014 のグローバルファイナリスト、15組が決定しました。グローバルファイナリストは、今年9月に Google 本社に招かれ、著名な審査員団の前でそれぞれのプロジェクトを発表します。素晴らしいプロジェクトをご覧下さい。

その中の1人、14歳のトリシャ・プラブー(Trisha Prabhu)さんのプロジェクトは10代にとって身近な「いじめ」をテーマにしたものです。

Trisha Prabhu / Google Science Fair 2014
Trisha Prabhu / Google Science Fair 2014

企画書には、「研究によると、思春期の子どもたち(12~18 歳)は衝動的で、自分の行動の結果がどうなるかをあまり考えることなく、ソーシャルメディアに人を傷つけるようなメッセージを書き込んでしまいます。

子どもたちが人を傷つけるようなメッセージを書き込む前に、一度立ち止まり、見直し、考え直すという再考メカニズムによってネットいじめを防止できないかを検証します」とあります。

彼女は自分の学校、近所の図書館や高校でテストを行いました。被験者は「Baselineグループ」と「Rethinkグループ」に分けられ、いじめとなりうる内容のポストをスクリーン上で見せられます。

「このメッセージをポストしますか?」という質問にYESと答えると、後者のグループには続いて「このポストで傷つく人がいるかもしれません。ポスト前にもう一度考えてみては?」というメッセージが表示されます。

1人に対して5ポストづつ表示し、両グループあわせて合計1,500件ものサンプルデータを集めました。その結果「Rethinkグループ」では、93.43%のティーンが、ポストするのを止めたということが解ったそうです。

この結果を元に、トリシャさんが提案しているのは、Rethinkアプリです。ソーシャルメディアにこれを組み込み、投稿前に考え直す機会を与えるというものです。やがて再考メカニズムの人工知能が、ネットいじめに対処できる日が来ますね(^^)ポジティブな素晴らしいプロジェクトだと思います。

RETHINK: AN EFFECTIVE WAY TO PREVENT CYBERBULLYING
RETHINK: AN EFFECTIVE WAY TO PREVENT CYBERBULLYING

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