日本の関(Seki)は、ドイツのゾーリンゲン(Solingen)、イギリスのシェフィールド(Sheffield)と並んで、刃物の 3S と呼ばれています。
創業100年、岐阜県関市の義春刃物が Kickstarter プロジェクトに挑戦中です。製品名は niXaX(肉刺す)です(^^)
食肉のセンイや筋をカットし、やわらかく食べやすくする「お肉の隠し包丁」なのですが、その刃先を彫刻刀で培った「匠の技」で工夫しています。
また、まな板に傷をつけないピンや、刃先の洗浄を簡単にする構造にしています。
目標額は8,000ドルです。日本の伝統工芸品、中小企業の世界市場に挑戦を応援しています。(1/15 追記:目標額達成!です)
- niXaX – Special Gadget for Steak Lovers!(Kickstarter)
日本国内では三友のミートソフター(Meet Softer)として販売しています。
- 義春刃物株式会社(Website)
- Yoshiharu Cutlery Co., Ltd.(Website)
日本には現在約1,200の伝統工芸品があるといわれ、企業数は約25,000社、従事者数は約140,000人、生産額は約8,000億円とされています(Wikipedia)
日本の伝統工芸品は、日本国内だけにしか売れないのでしょうか?
海外の人達が日本の文化や「匠の技」を理解しているとよく聞きます。理解するだけではなく、その刺激を吸収して「新しい価値」を創造しています。
- Japanese cutlery(en:Wikipedia)
グランドセントラル駅のパブリックアート作品に「クリエイティビティが無ければ、私たちは将来成長を続けられないでしょう」と書いてあったメッセージ、大好きな言葉です。
「ほとんど全ての日本製のモノやサービスを海外で販売しようと思ったら、既存の市場規模がどの程度あるのか・・・を調べる(=思考停止状態で売れ筋に群がる)よりも、そこで新たなマーケットを生み出し、育むには、どのようなコンテクストでどんな意味付けや価値の創造ができるのか?(=そのモノやサービスの特徴、オリジナリティ、ビジョンなど等の捉え方)やら、それをどんな手法で海外の方々に伝えるか?(=相手の文化や価値観に応じた伝え方)などの方が、ずっと、ずっーと重要になってきます」りばてぃさんの言葉です。
米国市場に挑戦する勇敢な地方の中小企業として、ニューヨーク在住のりばてぃ♪さんが記事にされています。