東京電力は、福島第一原子力発電所の循環注水冷却システムの運用状況を説明する動画を公開しました。
同発電所では、6月より高濃度放射能汚染水を処理してタンクに貯蔵後、原子炉に注入する「循環注水」による冷却が行われています。
- 炉注水システム 全体系統説明資料(pdf132KB)
- 米キュリオン社と仏アレバ社が汚染水処理(Nobuyuki Kokai)
循環注水冷却は6月に始まり、施設は仮設で、ホースは道端に引かれ、ポンプや非常用電源は車上に置かれています。作業員が注水量を調整する様子も収録されています。駐車場に置かれた処理水バッファタンクやバックアップ用の消防車、注水ポンプユニットのほか、ホース類や非常用電源車両も確認できます。
東京電力は11日、早ければ今週末にも、福島第一原発で原子炉の温度が100度以下になる「冷温停止」の状態を実現するため、冷却水の量を増やす考えを明らかにしました。
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