3月3日、米空軍は協働戦闘機プログラムとして、YFQ-42A(ゼネラル・アトミックス)とYFQ-44A(Anduril Industries)を指定することを発表しました。この2種の無人戦闘航空機(UCAV)は、戦場で有人戦闘機と行動を共にしながら空対空ミサイルの運搬や発射ができる機体です。自律飛行能力を有しており、有人機や別の無人機と連携して「空中戦」をすることも想定されています。
- Air Force designates two Mission Design Series for collaborative combat aircraft(3/3 af.mil)
- General Atomics(Website)
- Anduril Industries(Website)

新世代の無人戦闘機の第一号機であり、将来の紛争で米国統合軍の制空権を確保する上で極めて重要となると予想されています。YFQ-42Aは、米空軍をはじめ世界各国に無人機を提供しているゼネラル・アトミックス(General Atomics)の機体です。
自律飛行が可能な無人戦闘航空機(UCAV)は、これからの空中戦において航空優位を確保するために欠かせない存在になるとみられおり、デビッド・オールビン(David Allvin)空軍参謀長は、この2機を「戦闘機の指定を控えた最初の無人航空機です」と Xに投稿しています。なお、米国空軍はYFQ-42AとYFQ-44Aについて、2025年夏には飛行可能な状態になると発表しています。
- 実験的なステルス無人戦闘航空機(UCAV)XQ-58(Wikipedia)

このクラトス XQ-58 ヴァルキリー(Kratos XQ-58 Valkyrie)は、クラトスディフェンス&セキュリティソリューション(Kratos Defense & Security Solutions) によって設計および製造された実験的なステルス無人戦闘航空機(UCAV)です。XQ-58は、親航空機によって制御される「忠実なウィングマン」として機能するように設計されています。また、無人戦闘機(UCAV)をより迅速に設計および構築することを目的としています。